モチベーション3.0と、ベーシックインカム、そして3Kな仕事の社会的地位の逆転現象

サルの実験で面白いコトが分かっています。

知恵の輪を与えて、それが解けたらエサが貰えるグループと、単に知恵の輪を与えたグループの2つに分ける。

どちらのグループが、知恵の輪を解くということについて上達するかという実験。

普通に考えると、エサが貰えるグループの方が上達が早いように思えます。

ところが驚くことに結果は逆になる。

エサが貰えるグループは、知恵の輪は単に、「エサを貰う為の行為」であるため空腹にならないと知恵の輪は解かないし、エサを貰う為に最低限のことしかしない。

ところが、知恵の輪のみを与えられたグループは、智慧の輪を解くことそれ自体が目的になり、より早く解いたりといった工夫に興味が向き、どんどん能力が向上していく。

こういう、内発的なモチベーションのことをモチベーション3.0と呼んでいます。

「アメと鞭」というのは今の世界でも支配的な仕組みですが、これはモチベーション2.0の世界。「言うことを聞かないなら飢え死にしろ」という世界です。

ベーシックインカムが実現した折には、いわゆる『誰もがやりたがらない』仕事は、位置付けが逆転します。

というのも、「生活が掛かっているので、仕方なく」それをやる一定の底辺部の気の毒な人々という階層がいなくなるので、担い手がいなくなるのです。

これが起きるとどうなるか。それの実証を先取りしたのがなんと、アメリカのニューヨーク市。

余りに地位と賃金の低いゴミ収集業者の人達が、あるときストライキを起こした。

市側は、最初はとるにたらない騒動としてゴミ業者の要求に全く取り合わなかった。

しかし、数日して町はゴミで溢れかえり始め、すさまじい悪臭が漂い始めた。

事態を重く見た市側は、ゴミ収集業者の要求を全面的に飲んだ。

今、ニューヨーク市のゴミ収集業者は、とても年収の高い憧れの仕事になっているといいます。

ベーシックインカムが導入されると、本当に必要なんだが低く扱われてる仕事が、担い手不足からすさまじい高給取りの誇れる仕事になります。これは素敵なコトです。

文化や技術を進歩させるという点では、モチベーション2.0よりも3.0の方が圧倒的に優れているのです。

ベーシックインカムが導入された折には、全員がモチベーション3.0的な働き方を実践することになります。

きっと面白い世界(=ω=)ですね。

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