ヒトデとクモ 組織論

ヒトデとクモは、両方とも似たような形をしています。中心となる胴体と、あちこちの方向に伸びた手。

ところが、この2つは根本的な違いを持っています。

クモは、頭を潰せば完全に活動を停止します。

しかし、ヒトデは「頭はどこか」と聞かれると困る。実際、ヒトデには急所と呼ぶべき場所は存在しません。

オーストラリアのある海では温暖化の影響か、増えすぎて困るのでダイバーが潜って殺すという作戦を実施しているが、ナイフで切っても、それが腕に当たる部分だと簡単に腕が生えてきて再生します。

中心を通って真っ二つにすると、なんとそれぞれが再生して、二体に分裂します。

ヒトデとはつまり、あの星形をした単体の生物ではなく、細胞の集まってあの形を形成している「コロニー」か「コミュニティ」と見なしたほうがよいそうです。

ネットが発達するまでは、人と人が連絡を取る手段が限られていたので、上意下達のピラミッド構造(頭⇒手足)という仕組みを取らないと統制がとれなかったのです。

しかし、スマホを持つことで誰もがネットにアクセスして、個人と個人が繋がるようになると、特定のリーダーを持たないがしっかりと集まって統制があり、結果を出すという仕組みが出来上がります。

実は、クモ型の組織論で構成された最たる例に米軍、ヒトデ型の組織で構成された例にアメリカ開拓時代のネイティブインディアンのナンタンという種族、最近ではアルカイダのようなテロ組織があります。

ヒトデ型の組織は、特定のリーダーがおらず、臨機応変に、与えられた個々人がそれぞれ必要な行動をとることで結果を出します。リーダーらしき人間がいなくなれば、誰かが変わりのリーダーになる。

どうも、クモ型組織とヒトデ型組織で戦うと、クモ型は勝てないらしく、それがテロとの戦争を標榜して今まで戦い続けてきた米国が、世界からテロを撲滅できていない結果に表れています。

ヒトデ型組織で作る企業なんてのもあっていいのかなと思ったりしませんか?

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