人間の空想を科学する

もう20年ほども前になるのですが、柳田理科男という(勿論ペンネーム)のどこだったか国立大学の教授さんが、ウルトラマンや仮面ライダー等の特撮番組を科学的に考証した「空想科学読本」なるものがベストセラーになったことがあります。

その中で、いまだに印象に残っているのをいくつかシェアしたく。

「ウルトラマンは来るだけで大迷惑」

ウルトラマンの飛行速度は公称マッハ5。体重は3万5千トン。なんと、ハヤタが変身して空を飛んだ後に着地するという描写がしょっちゅうあるのですが、これをやると、震源と震央が一致する(要するに地表面で起きるという前代未聞の地震)というとんでもない地震が起きてまず壊滅的打撃を受ける。

「仮面ライダー変身の超科学」

仮面ライダーは変身の際に飛び上がってベルトの小さな風車に風を当てて回すような描写があるが、あれで変身のエネルギーを得ているとすると、そのエネルギーはドライヤーのニクロム線が本当にわずかに、「じわっ」と温かくなったかならないかくらいのエネルギー。素晴らしい省エネ技術をショッカーは持っている。

「ガメラは気体」

ガメラの公称体重と、ソフビ人形で測定した身長・体積から比で計算したところ、なんとガメラの比重は空気とほぼ同じくらいの値になってしまう(笑)足の穴から火を噴く必要もなく、風船のように浮くことができるはず。

・・・というから、自然科学の制約を受けない人間の思考力の素晴らしさを柳田さんは讃えたかったとのことです。こういう、小難しい科学に、ごく一般の人々の興味を喚起させる力を持った学者サンには心酔を覚えます。私(=ω=)合掌

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