進化のプロセスと糖尿病

肥満の増加と糖尿病の増加には、間違いなく炭水化物(ほぼイコール糖質)の取り過ぎがあるという研究結果が出ています。

日本人の主食は白米、欧米はパン。いずれも炭水化物の塊です。

地球にこれほどまでに人間が増えた背景には、1万年ほど前に農耕が始まったことで食糧が非常に安定的に入手できるようになったことがあります。で、農耕で手に入る食物の多くが糖質であるため、食事における糖質の割合が必然的に増える、とそういうことなのです。つまり、今の地球にいる人間みんなを養うには、どうしても糖質が必要であるということ。

反面、糖尿病などの生活習慣病の原因としてあげられる糖質の過剰摂取。これを食い止める為に糖質制限を行って、およそ農耕が始まる前の食生活の栄養素の割合に近づける健康法が流行っています。しかし上述の通り、地球の人間皆がこれをやると圧倒的に食糧がたりなくなるのです。

人類の歴史は700万年、農耕が始まって1万年。しかし、これほどまでに人間が、少なくとも人数で見て栄えた時代もなく、それを支えるのが農耕であり、糖質の食事。まちがいなく平均寿命は延びている。となると、いずれこの「とっても糖質の多い食事」に突然変異で適応した人類が現れて、糖質メインの食事でもどうってことない、ということになるのではないかと。

とはいえ、そんなスケールの大きな話と、自分の身の健康と、というのはまた別の話ですから、まだ1万年以上前の狩猟生活の体質を引きずっている我々に関しては、糖質は控えめの食事をしていた方が良さそうです(笑)

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