次世代通貨「ビットコイン」

拙著「地球世界の論点」でも述べていますとおり、今の地球世界の病んだ構造の最深部にあるのが、紙の紙幣。それも、私企業によって発行される紙幣です。日本銀行も私企業です。JASDAQに上場している株式会社です。

紙幣を発行する権限を持つ者が、資本主義の世界では絶対的な支配者として君臨することになります。そして、究極的には通貨の発行主体以外は確実に、利子の分の資産を収奪されていき最終的には発行主体に全てを所有された奴隷となるのです。

このあたりの仕組みは、THINKERさんが発行した書籍「マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている」にも詳しいですが、この「通貨の発行権限」を取り戻すことが、地球をよりマシな形に組み替える大前提となるのです。

プラスの利子を持っている通貨は、「貯め込んでさらに増やす」というインセンティブが働きます。このため、上の記事のように富の寡占化が進んで世界の人口の半分、36億人分の資産と同額の金額がたった8人に所有されているという状態にまでなっています。

今の我々の文明よりも長く、3000年以上に渡って続いたエジプト文明では、通貨にはマイナスの利子が付いていました。これは、自分が栽培した穀物を国に預けて発行される「預かり証」だったために、例えば小麦粉10kgと言ったところでそれがもし3年前のものだったら、いくらかは腐ってたりネズミに食べられてしまったりといったことで価値が下がっている。このため、預かり証はあまり手元に長く持っていても意味がないために、皆さんなるべくすぐに市場に出向いてモノやサービスに交換したのだそうです。こんな訳で、お金は誰か一人の手元に止まって貯まり続けて増えていくということはありませんでした。お金がどこかに滞ってしまってモノやサービスの流れが悪くなることを「不況」といいます。ですから、古代のエジプトでは不況もほとんど発生しなかったそうです。

こういった、後ろ暗い側面を持つ現代の「紙幣」。これの発行権を市民に取り戻すのがビットコインなのではないかと思うのです。皆さんが知っているよりも随分と、民主主義的な貨幣なのではないかと思うのです。

ここに、「貯め込む」というインセンティブを削ぐ何かの工夫があれば、最高ですね。間もなくそういった仮想通貨も出てくるのではないかと思います。

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