風変わりなメガネ

二年半前、転職のタイミングで1週間の休暇があったので、夜行・高速バスを乗り継いで広島⇒福岡と旅をしたことがありました。そのとき、福岡の知り合いから紹介された不思議なメガネのお店がありました。

ビン底のような分厚いレンズのメガネで、何を見るにも目の筋肉を「相当遠いところにあるものに焦点を当てる」という方向に使わなければならなくなるという仕組みのレンズでした。店主さんいわく

「現代の人達は、狩猟をやっていた頃とは真逆で、遠くの動物などを探したりという具合に遠くを見ない。見るモノは本とかパソコンのモニターとか、とにかく近くにあるものばかり。それも距離の動きがほとんどない。目はもともと、こういう近くのものをずっと見続けるということに馴れた作りにはなっていない。ひたすら緊張した状態におかれる目の筋肉が、脳幹を含めてあちこちのカラダの問題に繋がっている」

とのことだったのです。眼科の世界では全く聞いたことのないお話なのですけれども、半信半疑で1日30分ほどこのメガネを掛けて、遠くにあるものに焦点を当てる目の筋肉を使ってみたところ、頭痛や肩こりや、ウツっぽい精神状態の改善が見られたというひとが結構いるのだそうです。

私も知人と一緒にこのメガネを1時間ほど体験したのですが、確かにいつもはほとんど使わない目の筋肉を一生懸命使っている感じがしました。超絶なビン底メガネなので、どれだけ頑張ったところでメガネの先の背景に焦点が合うことはないのですが(笑)

日常空間にはあまり、例えば100メートル先のものをぼーっと眺めるとかいうことができる空間が、とくに居住空間にはないものなので、こんなメガネの力を借りるというのも1つ、手なのかも知れません。

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