人生の終わりに、老婆の悟りと愛。

好きな映画の一つに、「ベンジャミン・バトン」という映画がありまして。

ヨボヨボに老いた状態で生まれ、人生全体をかけて徐々に若返っていき、最後は乳幼児として死んでいくという奇妙な人生を送った、ベンジャミンという男性のお話です。周りは老いていく。自分は若返っていく。なので同時期に生まれた人達とは、40代くらいでは同じ風貌をしていて、その後またズレが大きくなっていく。

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この男性と結婚して一児(女児で、このこは普通の子供だった)をもうけたのだけれども、ベンジャミンは自分が普通の人生の終わり方を迎えることができないということを悟っていたので、奥さまに普通に老いていく男性との再婚を促すために途中、失踪します。

失踪している最中にもドンドン彼は若返って行き、最後に自分が生まれてすぐに匿われた孤児院に、小学生くらいの姿で舞い戻ります。持っていた日記に書かれた名前から、誰なのかが判明。元・奥さまは彼を介護することを決意します。

乳幼児の姿で彼が寿命を迎えたあと、彼女自身も人生の終わりが近いという段になって、彼が失踪中に書いていた日記を、娘に音読してもらいます。

その中では、肉体がどんどん若返っていくので風俗に行ったり不倫したりということを繰り返したという一節も出てくるのですが、そこに至って「ここは読み飛ばそうか?」と言う娘さんの提案に対して

「良いのよ。彼を温めてくれる人がいて、良かった・・・。」

と述べるのです。

これが本当の夫婦愛というものなのかなと、思いました。

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